高齢化が進む離島地域のうち黒島地区をモデルに、地域住民が地域福祉活動へ参加しやすい環境づくりを支援し、地域全体で「地域の福祉力」向上を目指し、黒島を活性化する取り組みを行っています。
黒島は、相浦港から西方約13㎞の洋上に位置します。
208の島々からなる九十九島の中でも最も大きな島であり、周囲約13㎞、面積5.4㎢の規模を有します。
漁業、農業、畜産業、石材加工業が主な産業であり、カトリック信仰の島でも知られ、島の人口の約70%が信徒です。
交通は、相浦港までの定期便「ニューフェリーくろしま」が約50分で1日3往復運航しています。
佐世保市社協が実施した、2級訪問介護員養成講座を修了した9名により、黒島地区の活性化と地域福祉の推進を図ることを目的に、ボランティアグループ「黒島ハッピー隊」が結成され、その活動の一環として、子どもからお年寄りまで語らえる場「ハッピーカフェ(地域共生サロン)」を佐世保市社協と黒島ハッピー隊との協働で開催しています。
黒島ハッピー隊は、今後も老若男女が集える「共生の場」を定期的に催し、そこで島民の方の困りごと等、制度では対応できない様々なニーズを把握し新たな活動として広げていかれます。
黒島地区の住民が「健康づくり」や「介護予防」の意識を高め、もって自ら介護予防活動に取り組むシステムを確立します。特に高齢者の方が生きがいを持ち、住み慣れた地域で可能な限り自立した生活を営むことができる地域社会の構築を目指しています。
黒島地区における保健、医療、福祉の総合的かつ一体的な連携の推進を図り、住民の健康づくりと介護予防の仕組みについて検討することを目的とした会議です。
住民の健康状態等の把握のための調査・分析を行い、その結果を踏まえ介護予防実践計画の策定や実践の進捗状況の把握と評価を行います。
連携会議メンバーの構成
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「介護保険」や「介護予防」をテーマとした公開講座を黒島地区公民館において開催しています。「介護」についてのテーマは参加者の皆さんにとって関心も高く、毎回多くの参加をいただいております。
過去に実施した講座内容
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