専門職がつどい 「意思決定支援や多職種連携の在り方」について考える
~令和4年度 成年後見制度利用促進事業 第1回情報交換会を開催~
令和4年8月19日(金)、長崎国際大学で、権利擁護支援を行う医療・法律・福祉の連携を目的として、「令和4年度成年後見制度利用促進事業 第1回情報交換会」をオンラインで開催し、医療機関・弁護士・司法書士・社会福祉士・地域包括支援センター職員・介護施設職員等、権利擁護支援に携わっている専門職75名の参加を頂きました。
シンポジウムⅠでは、ファシリテーターに長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科 教授 脇野幸太郎氏、パネラーに佐世保あおぞら法律事務所 弁護士 馬場章廣氏、ソーシャルサポートいけだ 社会福祉士 池田和枝氏、西海病院 精神保健福祉士 森望氏、オブザーバーに長崎家庭裁判所佐世保支部 主任書記官 松永邦弘氏、佐世保市長寿社会課 課長補佐 釜谷隆弘氏をお招きし、各機関の権利擁護支援の取り組みや後見人等の受任状況などの報告を頂いた後、受任者不足や関係機関との連携、役割分担等、専門職が抱える課題について考える機会になりました。
シンポジウムⅡでは事例検討を行い、安に成年後見制度につなぐのではなく、本人の望む生活はなんなのか?を考え、本人が何に困っているのかを整理し、丁寧に関わっていかなければならないことなど、意思決定支援の大切さを参加者のみなさんと共有しました。
参加者からは、成年後見制度を何のために利用するのか、後見制度の利用が必要かということを意識していかなければならないと思ったなどとの感想もあり、意思決定支援の在り方について再確認することができました。
みなさんご参加ありがとうございました。
令和5年2月に第2回情報交換会を開催する予定で、さらに医療・法律・福祉の多職種連携を深めていけるように、取り組んでいきたいと思います。